たくさん並ぶ単色アイシャドウを見て
「どれを選んだらいいのかわからない」「1色だけ持っていても使えないのではないか」と思ったことはありませんか?
単色アイシャドウはパレットに比べて比較的コスパが良いものが多く、カラーバリエーションが豊富なので、トレンドカラーを気軽に取り入れられます。また、一色でも目元に透明感や立体感を手に入れられる、優秀なアイテムです。
今回は単色アイシャドウの選び方や使い方を紹介していきます。ぜひこの記事を参考に、自分好みの単色アイシャドウを見つけてみてくださいね。
何で選ぶ?単色アイシャドウの選び方4選
単色アイシャドウを選ぶときは色や質感で選んだり、パーソナルカラーやトレンドカラーを参考にするとよいでしょう。一色で挑戦しやすいからこそ、自分に合った色や自分好みのものを選べるよう、テスターで試したり、口コミをチェックしたりして購入するといいですね。
ここでは単色アイシャドウの選び方、4つのポイントを紹介します。
①質感で選ぶ
単色アイシャドウは、ツヤ、マット、ラメなどの質感のバリエーションが豊富。だからこそ同じブランド内でも違う質感のアイシャドウが用意されていることもあり、質感を選んで楽しむことができます。ラメは華やかさをプラスしてくれて、マットは目元にしっかりと陰影をつけてくれます。
②種類で選ぶ
単色アイシャドウは種類によって仕上がりが異なります。どんな目元にしたいのか、どんなテクスチャーが好きなのか、好みやなりたい目元に合わせて種類を選びましょう。
種類1 ふんわり仕上がるパウダータイプ
アイシャドウの中でもオーソドックスな粉状のアイシャドウです。ふんわりとした仕上がりと、さらっとした質感で塗り広げやすいことが特徴。さらに重ねた分だけはっきりと発色するので、色の濃淡やグラデーションが作りやすく、初心者さんでも使いやすいタイプです。
指、チップ、ブラシ、どれで塗っても仕上がりにあまり差が出ないのも、パウダータイプのいいところ。質感はマットなものやパールが入ったもの、ラメが入ったものやシアーなものと様々です。質感だけでなく、カラー展開も豊富なので好みに合わせて選ぶことができます。
種類2 みずみずしい仕上がりのリキッドタイプ
しっとりとした質感と密着感が特徴の、液体ベースのアイシャドウです。パウダータイプに比べ、肌なじみがよいので、時間がたってもよれにくく崩れにくいのも特徴。さらに柔らかく伸びの良いテクスチャーがまぶたにピタッと密着し、みずみずしくツヤのある目元に仕上がります。
うるっとした目元に仕上げたい方、流行のメイクを取り入れたいときにもおすすめできるアイテムです。単色でもグラデーションを作りやすいことも魅力の一つ。
リキッドタイプの中にはマットなタイプもあります。しかし、セミマット程度なので落ち着きすぎることもなく、気軽に試しやすくなっています。他にも繊細なものや大粒のラメが入ったもの、高発色のものなど華やかなアイテムも多くあります。
種類3 しっとりとしたクリームタイプ
粉と液体の中間ともいえるクリーム状のアイシャドウは、肌になじみやすく滑らかなテクスチャーが特徴です。しっとりとした質感で密着度も高いので、アイシャドウとしてだけではなく、パウダータイプの下地として使用することもできます。
リキッドタイプに比べると透明感がでやすいので、まぶたを綺麗に見せたい方や、ニュアンスメイクにもおすすめです。少量でもよくのびて、まぶたにピタッと密着するので、崩れにくいという利点もあります。
③パーソナルカラーを参考に選ぶ
肌なじみ良く仕上げたいのなら、パーソナルカラーを参考に選ぶのもおすすめ。なぜなら自分の肌に合う色を選ぶことで、肌を綺麗に見せてくれたり、目元を明るく美しく見せてくれたりします。
ここからは、パーソナルカラー別におすすめカラーをご紹介します。
イエベ春タイプ
イエベ春タイプにおすすめなカラーはオレンジ、ピンク、イエロー、グリーンなどのクリアで明るい色。ブラウンなら明るめを選びましょう。重くせず、フレッシュさを意識したメイクで魅力を引き出しましょう。
ブルベ夏タイプ
ブルベ夏タイプにはビビッドカラーよりピンク系やパープル系、ブルーベース系の涼しげな色がおすすめです。ブラウンなら赤みのあるブラウンを。より肌を美しくみせたいなら、スモーキーピンクパープルを取り入れてみましょう。
イエベ秋タイプ
イエベ秋タイプはブラウン系が全般的に似合います。温かみのあるモスグリーンやカーキ、ゴールドなどスモーキーカラーを使って、大人っぽく仕上げるのもおすすめです。マスタードやイエローなど、渋みのあるニュアンスカラーを使ったメイクに挑戦してもいいかも。
ブルベ冬タイプ
ブルベ冬タイプにおすすめなのが、パープル、ブルー、シルバーなどのはっきりとした色。かっこよく仕上げるなら、ローズやベリー系でシャープかつ強さを見せたり、存在感のあるカラーを効かせたりしましょう。
カラーだけでなく質感もパーソナルカラーが参考になります。イエベ春やブルベ冬はツヤタイプが、イエベ秋やブルベ夏はマットタイプがおすすめです。
④トレンドカラーで選ぶ
単色アイシャドウはカラーバリエーションが豊富にあります。トレンドや季節に合ったカラーも頻繁に登場するので、気軽に挑戦しやすくなっています。パレットタイプでは選ぶことのなかった色に挑戦してみるのも楽しいですね。
目の形で変わる⁉単色アイシャドウの使い方
単色アイシャドウを使用する上で、質素に仕上がってしまいそうで使いにくいと不安に思ったことはありませんか?
単色アイシャドウは塗り方次第で目元に立体感を生み出せたり、デカ目効果が期待できたりと、1色で自然な陰影や抜け感のある目元を叶えることができるアイテムなのです。
グラデーション
目の形を問わず使えるのが「グラデーション」。塗り方を知っておくと、単色アイシャドウ1つでも映える目元に仕上がります。
ここからは、簡単にできるグラデーションの作り方をご紹介します。
メイク方法
1.大きめなチップかブラシで、アイホール全体に色を薄っすらのせる
2.二重幅の内側に沿って、重ね塗りをする
3.濃淡の調整は二重幅とアイホール全体の境目をポンポンとたたき、馴染ませる
色を濃いめに仕上げたい方は、全ての工程が終わった後に、二重幅の内側に再度色を重ねましょう。
一重さん
一重さんは濃淡を意識して、立体感を出していきましょう。アイシャドウを目尻側に向かって濃くすることで、印象的な目元に。また、一重さんは下瞼も重要なポイントになります。
メイク方法
1.アイシャドウをアイホール全体に薄くのばす
2.目の際に重ね、指でぼかす
3.黒目の下から目尻側に、ぼかすように下瞼にも色をのせる
奥二重さん
奥二重さんは目の横幅を強調するアイシャドウ使いがおすすめです。下瞼も横長を意識して入れると、綺麗なアーモンドアイになります。
メイク方法
1.アイシャドウをアイホール全体に薄くのばす
2.二重線に沿って重ねる
3.中央から目尻まで、アイラインをひくように目の際を濃く塗る
二重さん
二重さんは上瞼を濃く塗りすぎると、重たく派手になりすぎてしまうことがもあるため注意が必要です。程よい色付けで、アイシャドウの質感を際立たせるのもおすすめです。
メイク方法
1.アイシャドウをアイホール全体に薄くのばす
2.目の際の部分のみ重ね塗りをする
単色アイシャドウで映える目元に♡
単色だけでもアイシャドウは完成できます。カラーや質感を変えれば、様々な表情を引き出してくれる単色アイシャドウ。気になったカラーを少しずつ集めていくのも楽しいですね。慣れてきたら異なった質感のアイシャドウを重ねてみながら、自分なりのメイクを楽しみましょう。
〈美容ライター〉田辺あき